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京都・烏丸でオーダースーツをつくるならVOGA(ヴォーガ)

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当店のオーダースーツの縫製グレード

いつもVOGAをご愛顧いただきありがとうございます。

本日のブログは代表取締役 加藤が担当いたします。

早速ですが、当店は縫製グレードが3つに分かれています。

・ベーシック

・ハイグレード

・最高峰のブラックライン

この3つです。

弊社では、この3つすべて違う縫製工場と提携しています。

しかし縫製グレードが違っても、すべて同じ工場と提携している

オーダースーツサロンが多いです。

わかりやすく例えると

工場Aのベーシック

工場Aのハイグレード

工場Aのハイスペック

といった感じです。

A社のみしか扱わない場合は

A社のフォーマットを使用する為

サロンスタッフも育成しやすく、運営しやすいと言う利点があります。

しかし、縫製を知るオーダースーツサロンからすると、

同じA社の縫製だから

「価格が違う割にシルエットや縫製の質は実はそこまで変わらないな〜」

なんて思っています。

スーツを深く知っていくと

「A社は結局この部分はいじれないんだよな」なんて思う訳です。

そうすると、それぞれの特性をふまえた縫製工場を

選びたくなるのですが

工場の特性を覚えるには

ゼロから勉強しなければなりません。

そこで、なかなか他工場は使いにくい訳です。

しかし、繰り返しになりますが、弊社は

3つそれぞれバラバラの縫製工場を協力工場にしています。

実はなかなか難易度の高いことなのですが

けれども、

ベーシック

ハイグレード

最高峰のブラックライン

それぞれの特性に適した工場に縫製を依頼していますので

お客様にとっては、メリットになっています。

と、縫製についての弊社の特長を説明させていただきました。

かっこよく説明してみたのですが、

実は、3つの縫製グレードが、それぞれ違う工場なのには

裏話があります。

ここからは、少し長いので、

ご興味のある方だけ読んでみてくださいね。

2009年に現在の代表取締役 加藤は27歳

資金力も人脈も皆無の中1人で創業した為に、

凄いハイスペックな工場からは提携しないとお断りをされてしまいました。

だけどスーツが好きでしたから

とりあえず、どこか縫製工場を見つけないとと思い、手当たり次第連絡しました。

すると、1社だけですが、

ある大手の縫製会社の

営業さんだけが

お電話でご対応してくれて、「お会いしましょう」と言ってくれました。

木水さんと言う営業の方でした。

お会いした時は

27歳、若干茶髪の当時の私をみて、さぞ不安と困惑をされたのではないかなと、

御心察します。(笑)

木水さんのおかげもあって、

弊社は当初、ベーシックラインのみで

出張オーダースーツVOGAを創業しました。

簡単に申しますと

創業時は何を隠そう

1社しか見向きもしてくれなかったんです。(笑)

イージーオーダースーツ工場でしたから

比較的安価にお客様にご提供は出来ますし、日本と海外工場も構えるほど工場規模が大きかったので、安くてしっかり縫製出来る。

そこは創業時との相性は良かったです。

勿論、その大手イージーオーダースーツ工場だけでも縫製グレードは様々取り扱える訳です。

ですが、やはりお客様にご提供し続けているうちに

もっと凄い縫製、ハイスペックなお客様のニーズに合わさる縫製工場と取引して

よりよく変化したくなるんですね。

その頃に

タイミングよく

担当だった木水さんから

「お世話になりました。現在の会社を退社します。また◯月には新しい会社でスーツのお仕事をします。」とご連絡を頂きました。

その木水さんの転職もあり

木水さんから、新規取引の縫製工場をご紹介頂き、現在の当店のハイグレード縫製が生まれました。

イージーオーダーのベーシック縫製より

カスタムオーダーと呼ばれるハイグレード縫製は価格もちょっと高くなりますが国内縫製のみの取扱い(やはり国内縫製は綺麗)

シルエットが綺麗に出て、(特にレディースジャケットのプリンセスラインと呼ばれるクビレは綺麗すぎる)

何よりもボタンホールなどの、かがり縫い

パンツ裾などのまつり縫いが

手作業で極上に綺麗で、仕立て映えが良い。

しかし一点問題がありました。

設計図の書式が、かなりわかりにくい書式で、デザインやディテールを指定するにも書式がわかりにくくて設計図が作成出来ない…

ただ、この縫製のサンプルなどを見てからはどうしても扱いたいと思いました。

この木水さんと言う方、本当優しくて

ベーシックラインをオーダーする書式と似た書式でオーダーできるフォーマットをご用意して頂きました。

ベーシックしかなかったVOGAが

より顧客満足度をあげる

ハイグレード縫製の工場と提携。

そうこうするうちに

弊社は高額服地もよくオーダーして頂けるオーダースーツサロンになりました。

さて、現在、高級服地メーカーSCABAL社は

専売特許、当店の得意技となり代名詞です。

JリーガーやTVアナウンサーも当店のSCABAL社の服地のオーダースーツに袖を通してくれています。

その中でSCABAL社からのオススメで

最高峰のブラックライン縫製が出来ました。

ブラックラインは

世界のあらゆる有名ブランドが加盟する国際クロージングデザイナー協会 スーツ部分で三ツ星の縫製。

当店最上級であり、国内で究極と言われています。

ハイグレード縫製が流行的なシルエットと伝統的なシルエットとすれば、

ブラックライン縫製は上品なシルエットで

厳密にはフルオーダーでは御座いませんが、

セミハンドメイド、ほとんどを手縫い仕上げていきます。

きめの細かい仕上がりは柔らかく軽いです。

そして、ほとんどフルオーダーに近いブラックライン縫製は

立体的に誂えられており、はじめは私も驚きましたが、

ハンガーに掛けた状態はやや歪なのに身体を入れると、

スッと綺麗な立体感のある立ち姿になります。

オーダーの際の設計図の書式はイチから覚えました。(笑)

当店はこうして現在

3つの縫製工場の3つの縫製グレードが御座います。

なかなか難易度の高い作業を実はしていますが、

スタッフは5年以上、みなしっかりと技術を身に着けたスタッフです。

お客様の為に日々全力です。

すみません、

それでも時には、お直しの対応になる事も御座います。

ただしアフターフォローも含めたら

当店以上にお客様と向き合う事を丁寧に意識しているサロンさんは

そうは無いんじゃないかなと思います。

ネットを見てると世の中には、イージーオーダーやパターンオーダーなのに、

フルオーダーとうたってしまうお店があったりします。

生地の裁断は服地の伸縮性などにより

1cmほどズレたりする場合が必ずありますが、「1mmまでフィットさせます」と

うたってしまうお店もあります。

どうかなと思いますが…

それが事実です。

当店にお越しのお客様には、

様々な縫製グレードを

楽しみながら、オーダー頂きたいなと思います。

ちなみに、気になる方もおられるかと思いますが

ブログに登場した木水さんは

転職後、更に脱サラされ

現在、大阪の南船場の方でBluというテーラーサロンをされてます。

お人柄もテーラーとしても

良い方なので、大阪の方は是非

足を運ばれてみては、と思います。

当店にも是非

心からご来店お待ちしています。


【GW中の営業に関して】

VOGAは4/29から5/5の期間休まず営業しております。

感染対策として店内コーティングなども行い、お客様にご安心してお買い物いただけるよう万全の状態でお出迎えさせていただきます。

当店の商品にご興味ございましたら是非、お気軽にお立ち寄りください。


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