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本日のブログは私、辻村が担当いたします(^^)
6月も下旬に突入し、この梅雨のシーズンを乗り切ったらいよいよ本格的な夏に突入ですね。
今年はコロナの影響により祇園祭などは例年とは形を変え行われるとの事で、京都の夏の風物詩が2年ぶりに見られる事に改めてワクワクしております!
さて、そんな夏本番が差し迫ったこの時期ですが
皆様、今年の夏のお出かけコーデはもうお決まりですか??
気温が上昇しますので何かとTシャツに短パン、もしくはシャツといった着こなしになりがちなこの季節。
皆様、暑いからといって少し気合の入ったお出かけにも上記のようなラフすぎるコーデでお出かけしようとしていませんか??
それは、いけません。
薄着になりがちになるこの季節。しっかりとキメるところはキメてお出かけしないと「手を抜いているのか」と思われてしまいます。
それでは折角の一日も気分よく過ごすことなんて出来ませんよね。
でも、やはり暑いものは暑いです。
出来れば、軽くて、涼しい格好でお出かけしたい気持ちもよく分かります。
そんな「夏」という時期にぴったりなセットアップスーツが仕上がって参りました。
それがこちらのリネンスーツでございます!
VOGA New order made collection
リネンスーツ
素材…Linen100%
縫製…VOGA HIGH GRADE LINE(アンコン仕立て)
価格…8万円程度
リネンと言えば「フレンチリネン」という素材があるぐらいフランス産リネンがとても上質で美しく、また機能性的にも非常に高い物を生み出していることで有名ですが、今回は英国産リネン100%のリネンで誂えております。
実は英国、それもアイルランドのリネンは「アイリッシュリネン」と呼ばれフレンチリネンと同等の評価を得ているほど上質な素材として有名なのは皆様ご存知でしたでしょうか??
生産量こそフランスに及びませんが、非常に質の高いリネンを世に送り出している英国。今回はまさにそんな上質な素材で誂えた夏場専用のスーツとなります。
何故リネンなのか
麻素材は古くから柔らかで、吸湿発散性に優れた素材として「夏場の洋服素材」として日本人に慕われてきており、今の時代なじみ深い麻素材として有名な「亜麻」が日本で用いられるようになったのは19世紀からと言われています。(麻の中にも種類があり、古くから日本で栽培されていたのは大麻、苧麻と言われています。)
麻の歴史をたどり始めるとキリが無いのですが、第二次世界大戦後GHQにより大麻取締法が制定されるのと同時に大麻の栽培が免許制になり、国内での栽培が大きく減少。それに伴い苧麻や亜麻の生産も海外に徐々に移行し麻の文化が徐々に影を潜めていきます。
しかし、昭和50年代において世界的な麻ブームが起こると日本においても麻の素材が定着するようになります。それが今の「春夏の素材と言えば麻」という文化に繋がってくるのです。
今回のスーツの特徴
今回はリネンという素材だけでなくジャケットはリネンの風合い特徴を120%楽しめるようにアンコン仕立てに肩パッドを抜いて、シャツ袖の作りにしており、再度ポケットはパッチ型にし、見た目から「抜け感」を表現したデザインにしております。
また、パンツは腰脇にサイドアジャスターを付け、帯巾は5cmという非常に今のトレンドを意識したデザインにお仕立てしております。
トレンドと伝統の融合
今、ファッションの業界でも様々な進化が遂げられており「麻」という文化を逆に知らない若い方たちも増えてきております。
ただ、今のトレンドと伝統を融合させたファッションというものは何時の時代も愛されるものだと私は思っております。
麻の独特のシャリ感や上質な風合いを知らないのは勿体ない!
スーツやセットアップは素材を変えるだけでこんなにも快適に、またデザインを変えるだけで非常にファッショナブルなデザインを楽しむことが出来ます。
是非、この機会に新たな夏場のファッションを着こなし、ラフな格好が多いこの夏場で周りと一歩差を付けたファッションを楽しんでみては如何でしょうか??
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