「取り柄のない自分でも何か出来る」
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自信過剰のように聞こえますが、真逆で自信は全くありませんでした。ですが夢を諦める事が出来ず、こんな取り柄のない自分でも、もし頑張って出来たら凄いんじゃないか?という思いがありました。
15歳で中学卒業と同時にフリーターになり、16歳で営業マンとして社会人スタートをして12年間サラリーマンでした。就職の際も、中学卒業が最終学歴で劣等感だらけでした。大学生の友人が成人式や就職活動で高価なスーツに身を纏ってる姿に影響を受け、「良いスーツを着て良い仕事をしたい」そう憧れました。しかし残念ながら学歴不問でビシッとスーツを着て働ける場所は少なく、見つけてもほとんどが、今で言うブラック企業か怪しい会社ばかりでした。なんとかスーツを着て働ける営業会社に入社して、それ以来いくつかの営業会社を経験しました。ようやく営業が分かって自信がついてきた23歳くらいから、スーツの仕事は出来ないかと考えるようになります。
「もっとかっこいいスーツが作れるんじゃないか?」
そんなある日、僕は仕事でオーダーメイドスーツ事業を立ち上げる社長さんに出会います。徐々にその会社でお手伝いをはじめ、まもなく転職して採寸師として勉強しながらスーツの営業として従事しました。残念ながら当時はテーラースタッフではなく、営業スタッフとして働いていました。「もっとかっこいいスーツが作れるんじゃないか?」「自分でやってみて出来たら凄いんじゃないか?」そう思って、大好きだったスーツ屋さんを在庫費用などの無い〈オーダースーツ屋さん〉として2009年に単独で独立開業。店もない。貯金もない。人脈もない。自信もない。それでも細々とでも10年続いたら凄いかもと思って継続していました。そんなに簡単ではありませんでしたが、徐々に頑張って作った「人脈」が花を咲かせて経営者仲間がオーダーしてくださり常連様がお客様をご紹介くださりました。周りの「人」のおかげで現在の良いお店へと成長してきました。
「まだまだ夢はあります」
まだまだ夢はあります。お世話になった方達の期待に応えたい。取り柄のない自分でも出来ると証明したい。僕自身がスーツによって希望が持てたように、これからも“オーダーメイドスーツ” を研究し追求して「夢を叶えたい人」「夢に向かってる人」に自信を持ってもらえるこだわりのオーダーメイドスーツを提供していきます。
株式会社 VOGA 代表取締役 加藤 学